電脳コイル感想

・・・イサコが・・・ 

もうなんつーか、泣くなよ。お前が悲しいと俺も悲しくなるよ。お前はすげえヤツだよ。ホントにいいコだよ。他人の事を思いやる気持ちのあるヤツだよ。だから泣くな! 

まー、全体的な話は後で書く。

で、書いてみる。細かい話はさておき、この作品ほんと面白いよ。それは電脳技術なんてギミックで楽しませてくれるところもあるけど、それは表層でしかない。ものすごく濃密な人と人との関係性の物語なんだ。ハラケンとカンナ、イサコと4423、4423とヤサコ、ヤサコとフミエ、京子とデンスケ、ネコメとオバちゃん、オバちゃんとハラケン、ネコメとタケル、タケルとヤサコ、etc.etc.。そしてその関係の深さは、幼いがゆえの純粋さと関係があると思う。

今回一番印象深いシーンは、やはりイサコが泣くところだった。あそこで感情がたかぶって、爆発してしまう、耐え切る事ができないのは、とてもうらやましい事だ。そんな時期は人生の中でもそう長くはない。子供時代にいっぱい泣いて激しい感情に揺さぶられるのは、その人を大きくする。イサコはいい子だ。アンタきっといい大人になるよ。

後はまあ、いろいろの仕掛けとしてはデンスケの鍵の重要性がアップになったりCドメイン=Coilドメインという事がわかったり、ミチコさんの正体について言及されたり、4423についての追加情報とかあったり、大人の事情に関する情報も出たり。ここ何話かの情報量はハンパじゃない。という事もあって次回は総復習ということなのかなw