参考意見

ある本を読んでいて、やはり愛について触れている箇所があったので、参考意見としてUP。

私はC3チーム(前に紹介した私の最初の大きなXPプロジェクト)のメンバに、C3プロジェクトで一番誇りに思うエピソードを話してくれるよう頼んだ。

中略

「誇りに思うエピソードは、Eddieが1日2時間の通勤を避け、職場を家の近くに変えたことだ。彼は家族と多くの時間を過ごせるようになった。チームは彼をとても尊敬していたので、誰ひとり彼に行くなという人はいなかった。みんな何か助けられることはないか、とだけ聞いていた。」

このことは、(尊重)respectという他の4つの価値よりも深い価値が表面下にあることを示している。メンバ各自が互いに気をかけなかったら、XPはだめになってしまう。ソフトウェアを書く(何かを終わらせる)というアプローチはたいていそうだろうが、XPはこのことに極めて重点をおいている。基本的な思いやりと感心があれば、XPはお互いの間を行ったり来たりするピース(断片)の潤滑油の役割を果たすだろう。もしチームのメンバーがプロジェクトに気をかけなかったら、他の何をもってもプロジェクトを救うことはできない。最小限の情熱があれば、XPは積極的フィードバックを与える。これは支配的(強制的)に行うことではない。誰にとっても、うまく行く仕事にたずさわれることは大きな喜びなのだ。

XPエクストリーム・プログラミング入門―ソフトウェア開発の究極の手法 第7章 4つの価値より引用
XPというAgileにおけるプラクティスの集合のひとつについての本ではあるけど、愛がチームが機能するために不要どころか、重点をおくものだという、ひとつの意見。