2Dのゲームは確かに少なくなってきていると思う

最近2DのRPGが希少化している幾つかの理由。: 不倒城
現象として、2Dのゲームが少なくなってきたな、というのは確かにそう思う。

2.海外の協業さんには、そもそも2Dのグラフィックを描く技術を持っている人が少ない(オフショア開発が一般的になってきた時期、既に3Dゲーが主流になっていたことが一因らしい)

3. 海外の協業さんとの連携が非常にやりにくい。細かい指示が届かず、仕様書の読みミス、こちらは確認したつもりでも向こうが聞いていなかった、仕様書の不備のせいにされた、といったケースがひっじょーに多い(私の業界でもよく聞く話。お隣の大きな国が発注先になった場合に頻出するとか)

4.↑の理由の為、細かいドットパターンの2Dグラフィックなどとても頼めないらしい(ここはよく分からなかったんのだが、3Dモデルだとある程度3の理由をフォロー出来るんだろか?)

5.そもそも、2Dグラフィック開発にかかる工数は3Dモデル開発よりもはるかに多く、作業工程も一般化出来ないなどの経営上の問題の為、企画段階で「無理だよね」という話になる場合が殆どらしい

このへんだけども、多分に生産性(工数でもいい)という話が大きいんだと思う。3Dはある程度モデリングやモーションを決める規格やツールが標準化されていて、受注する方もノウハウがあるんじゃないかな。その辺はゲームだけじゃなく、最近CGIが多用されているアニメ業界なんかと同じような気がする。それに3Dは一度モデルを完成させれば、動きをつけるのに必要な工数は、一枚一枚のセル(というかパターンか)を描いていくのとは生産性は段違い、ということだと思う。

結局は経営上の問題で、2Dをやめざるを得ないんだろうな。単純に質の問題として、2Dの動きを1枚1枚重ねていく方が、細かい調整ができる分だけ破綻が少なく、見ていて気持ちがいいモノを作れるとは思う。でもその為のコストはかけられないと。

なんつーか、どんな遊びもビジネスマンが入ってくると、途端につまらなくなっていくような気がするな。