旧日本軍を巡る最近の動きとか

昨日ちらっと教科書検定で集団自決関係の記述から日本軍の直接関与について内容を変更した話を書いた。発端は個人の名誉に関する訴えが起こされたことなんだけど、まー、いろいろ思うところをちょっと整理してみよう。

  • 河野談話でアジア諸国に対する日本軍の行いを謝罪するとした方向を、ここで転換するとは何事か?これまでの発言は間違っていたとでも言うのか? 最終的には無かったことにしたい? 無かったことにして、誰がうれしいんだ?
  • 個人の名誉を争う訴えで、教科書の内容が書き換えられるのは、果たして妥当といえるのか? そんな事をいちいちしていたら、何も教えることはできなくなってしまうのではないか?
  • 靖国神社に戦犯と認定された人たちを合祀するに至った経緯に、当時の厚生省が大きく関与していた証拠が発見されたわけだが、その件に関する弁明はまったく納得がいかない。一体当時、何の目的でこのような事が行われたのか? 今それを説明できないのは(グダグダの説明をしているのは)何故か?

こんなところか。どれもすぐ答えがでるようなもんではないので、今後継続してウォッチしていく必要があるだろうな。今朝、TBSの番組では、当時の厚生省の動きの背後には旧軍関係者の偉い人からの強い働きかけがあったなんて話が出ていたけど、どんな根拠があって言っているのか微妙なので、まー、話半分だなw この話だけじゃ東京スポーツとほとんど変わらん。

あれだ、ここは民主党の追及に期待しようかな。でも小沢さんって結構右保守ってイメージがあるんだけど、だとしたらこの件はごにょごにょって感じにして不正会計問題で勝負するのかな? んー。頼りないけど、福島みずほ党首にがんばってもらうしかない?w

いやまー、それにしても安倍晋三首相の目指す「美しい国」ってのは、戦前、戦時中みたいな国の事なんでしょうかね? ヤツは一体どうしたいんだ? 最近じゃ、大事なことはひっそりと進行するらしいし。ちょっと困った感じですね。