もうやらなくていい昔のコーディングテクニックあれこれ
もうやらなくていい昔のコーディングテクニックあれこれ | スラッシュドット・ジャパン
ソフトウェア開発は複雑なものだが、年月とともにその開発プロセスは改善されてきたと言えるだろう。「熟練の」プログラマーであればマニュアルチューニングなどを行ったことも記憶に残っているだろう。しかし今日の開発ツールは、昔であれば手で書かなければならなかったような複雑な機能を自動的に行ってくれたりする。多くの開発者はこれを歓迎している。すでに若いナマイキな奴は、我々のような時代遅れの人間がこれらのことを手で行っていたと気付かないかもしれない。
今現実に困っている問題として、システムハンガリアン記法と修正時に元のコードをコメントアウトして残すルールがある。これがもう本当にどうしようもなく困っている。少なくとも私は。
ハンガリアンはさ、アプリケーションハンガリアンならいいんだよ。でも本当に、今となっては無意味としか思えないシステムハンガリアンを金科玉条のごとく徹底して書く人がいる。名前が無意味にながくなるだけだっつーの!
たとえばmdlstrNameとか。そのNameが何なのかを修飾する為にmdlstrの6文字分を使ったほうが保守性があがると思わないんだろうか? OperatorNameとかさ!
型のチェックが目視でできるから有効、なんて話をした人もいるけど、宣言が間違っていたら、そのチェックも間違うんだよ。そしてlngTotalなんて変数が、Integer型で宣言されているなんて事があるんだ。だいたいそんなチェック、今時のVisualStudioならOption Strict Onでチェックされるんだよ。開発ツールがチェックしてくれるんだからラクすりゃいいのに。と、言うと「Option Strict Onはエラーが出過ぎてビルドできないから使わない」とか。自分のスキルのなさを棚に上げて、正当なコードを作る努力を怠り、無意味なルールにこだわる。
科学の世界で、新しいパラダイムにシフトしていくには、旧パラダイムを支持してきた人が引退して世代交代していくことが必要だ、なんて言われる。この業界も世代交代しないと、無意味な因習から逃れられないのかね。