SSDは2種類あるらしい

バッファローがEee PC用のSSDを出したり、Transcendがかなり安価なSATA接続のSSDを出したりしている。で、ちょっと調べてみたんだけど、MLCとSLCって2種類あるらしいんだよね。何が違うんだろう? と思って調べてみた。
http://www.google.co.jp/search?sourceid=navclient&hl=ja&ie=UTF-8&rlz=1T4GZEZ_jaJP268JP269&q=SSD%e3%80%80MLC%e3%80%80SLC
ふむ。Transcendのサイトには「OSの起動用にはSLCを使ってね」とか書いてあって、その理由がわからなかったんだけど、ちょっと理解。原理的にはMLCもSLCも同じ電気物理的現象を利用しているので、基本的に耐久力とかは同じ。でもMLCは1つのCell(素子?)で、複数の状態を記憶できる。4種類なら2bit、8種類なら3bit。もちろん情報の記録密度は増えるわけだけど、素子の数はSLC(1つのCellで1bit分)と同じだとしたら、その分1つのCellあたりの読み取りや書き込み動作が増える=耐久力が劣るということか。データ用であれば、毎回必ず使われるとは限らないけど、OSの起動となれば毎回相当な量のデータを読み出すし、ページファイルの書き込みもあるだろう。そこを配慮したのがTranscendのサイトのコメントなのかな。

ちょっと不安になるような記事を発見。
2008 IRPSレポート【メモリ編】IntelとMicronがマルチレベルNANDフラッシュの不良を解析
いろいろグラフとか出ているけど、素のSSDはかなり読み取りエラーがあるらしい。ECCを併用することで実害がないようにしているけど、ちょっと不安になるな。