コムスン その2

会長と社長の記者会見の様子がTVで伝えられて、やっと彼らの口から謝罪と今後どうしていくかが聞けた。あの会見自体は特に違和感感じなくて、まあ、当然だよなあと。
でも
ちょっとだけ引っかかったのは行政処分下る寸前で、事業所をどんどん閉鎖していったという所。結局今回の行政処分が大々的に報じられなければ、うまいこと隠して穏便に済まそうという意図があったはずだ。そこは、行政処分が下る原因になった架空の従業員を計上したのと同じぐらいダメな話で、そこは社長が辞任ということで、まあ申し訳ありませんでしたと。

こんな所を見ると、うまい事誤魔化そうとしたけど、うまく行かないと判断したので、本体事業に延焼していくまえに火を消したってことなのかな。そこはいい判断だったと思う。結局法人としての企業というのは利益追求の為には脱法行為も辞さないモノだから(よしあしはさておき、そーゆーモノだという事)「こっちへ行ってもウマくないよ」という風にすれば、あるべき方向に舵を切る。今回、コムスンの事件が早い段階で「すいませんでした」になったのは、良くも悪くも彼らがソロバンを弾くのが得意だったということに尽きると思う。

まー、もっと社会正義とか倫理とか遵法精神とか道徳とか、そーゆーものを良しとして広めていこうぜ! という風にしていかないと、こーゆーつまらん事件が後を絶たない。その危機感があって、教育改革で小学校から道徳教育やりますという事か。