この国のITに未来はない

http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20070306/264055/?ST=management&P=1
技術者のみなさんも、とっくにうんざりしてるしね。しかし、Σプロジェクトの話が読めたのは懐かしかったな。あれに触れる人もあまりいないし、かなり昔の話になってしまったので知っている人も少なくなった。まあ、21世紀の土建屋だよね。やってることは何もかも同じだ。大きい会社がうまい汁を吸って、二次請け、三次請けの技術者の命を削って使えないシステムを量産する。そうして作った欠陥システムは、静かに朽ちて不良債権化するんだ。実際の構造物を作る土建業は、事故や崩壊って形で人の命を奪ったりするので、わかりやすく、ニュースにもなって多くの人が知る事になるけど、欠陥のあるソフトウェアの場合は社会全体の生産性を、害虫に養分を吸い取られるかのように下げていく。そしてその欠陥の責任を誰も取らない。挙句の果てには隠蔽する。もう一体どんな希望をもてというのか?