うーん

仕掛けてから手仕舞いまでの経過をグラフにしてみた。単位をそろえる為に全て仕掛けた時の値段を基準にした割合にしている。それぞれの日の価格には始値終値、高値、安値があるけど、割り切りってことで平均にした。その上で、全トレードの平均を(各トレード毎には始終高安の平均を出して、それをさらに平均している)経過日数毎に算出して中央の線としてプロット。上下はそれぞれ標準偏差をとっている。テストデータは1986年〜1990年の5年分、東証1部全銘柄とした。が、これはトレードの数が多すぎてExcelが途中でパンクw まあ、9割以上読み込めている、ということでこのまま分析を続けよう。いずれレポートのプログラムで平均と標準偏差まで全部出すようにしないとダメだな。

・・・タイムベースストップは、少なくとも100日って範囲では機能しないらしい。

次はMAEによるストップロスレベルの最適化とMAEfeによるトレイリングストップ、MFEによる目標利益の検討か。

と、しばらく考え込んで気づいた。順番が逆なんだ。先にストップロス、トレイリングストップ、目標利益によるストップの3つを導入して標準偏差を低下させてから上のタイムベースストップの検討を行うべきだ。今は標準偏差があまりにもおおきすぎてチューニングもクソも無い。
で、ひとまず最終損益(CTD)と最大逆行幅(MAE)との関係を分析してみよう。レポートのプログラムをまた修正して、各トレード毎にMAE、MFE、ETD、CTDを出力するようにした。まずは、全てのトレードを1枚のグラフにしてみた。

最終損益の下方向の動きが限定され、上方向への動きはかなり広がっている。損を限定して利益の伸ばしているのがぱっと見わかる。下方向に何個あるかは、まあ、あれですが(;´Д`)

これを利益を出したやつと、損を出したやつに分離してみる。まずは利益を出したやつ。

次は損を出したやつ。

ふむ。MAEが-10%を超過したヤツを問答無用で切り捨てても、利益はそんなに減らないし、逆に損をズバっと切り落とせそうな感じがする。

次は最高含み益(期間中の最高値)から最終損益(手仕舞いした値段)までの差(ETD)と最終損益の関係を見てみる。

んー、ETDレベルが40%以上のやつは40%でストップかけてもいいような感じがする。やっぱり具体的な数字を入れて評価しないとなんともいえないなあ。

あと今日のラストに最大順行幅(MFE)と最終損益(CTD)の関係を。

うーん。MFEレベルでは損を縮小する事はできない。むしろ利益のばらつきを抑える事で全体の標準偏差をより小さくすることを考える為のグラフだ。1回あたりのトレード期間を短くすれば、次のトレードに資金を投入して資金の回転率を上昇させることができる。全体として一定のプラスの期待値のあるシステムなら資金の回転率を多くとれば儲かるわけだから、その方が有益な可能性がある。それは利益をちょん切ったことで諦めた利益と、得られた期間×システムの期待値を比較しないとはっきりとしたことは言えないわけだ。

うーん、いろいろやってみて結構チューニングもわかってきたかも。このプロセス自体を自動化してラクをしたいものです。