かぐや姫の物語を観てきた

観てきました。うん、なんというか、キレイだったし、姫の表情・感情もよく描けていたし伝わってきたし、翁はどうしようもないバカだけど、媼と一緒に姫を愛していたし、姫の愛する世界は美しかった。歌も素晴らしかったですよ。iTunesで買いましたし。

でも、なんか、それだけだったなあと。

贅沢なことを言っているんだと思う。どっかで「風立ちぬ」が制作費100億なんて話を鈴木PがしているのをTVか何かで見た記憶があるんだけど、「かぐや姫の物語」だって製作期間は長いんだし、3/4ぐらいは使ってそうだ。そんだけのリソースをぶっこんで、という事を考えると、なんか伝統芸能保存会の作った日本昔話のスペシャル版としか思えない。

一方で、はるかに費用対効果の高い作品を昨日観ちゃってるんですよ。なんか、ジブリはアートと伝統芸能の保存というところにしか生き残る道はないような気がしてきました。パンツ御大が復活とか、相当事態を憂慮しての事なのかもね。