魔法少女まどか☆マギカ 叛逆の物語、観てきた
ついさっき観てきました。ちょっと感想など。ネタバレてんので、それがアレな人はそっとどこかにいってくれるといいなと。
映画全体を観ての印象だけど、なんというか、いろいろな味わいの料理が並んだフルコースを楽しんできた感じ。それぞれの料理ごとに味わいが変わってくる。そして最後に出てきたフロマージュが人を選ぶ独特の香り(臭気かもしれない)があって、でも、口に含めばそれはそれでおいしいよと、そんな感じの流れだった。
やはり主役はほむらちゃんなんだけど、なんか、切ないな。大好きで大好きで、大切にしてきたお友達を、自分ともども壊すほど思いつめて。多分そのための時間は、数えきれない繰り返しの中で十分すぎるほど積み重ねてきたにしても、その思いはあまりにも重すぎる。そしてそれが人の愛だという答えも。
最後にはそれが神様と悪魔を生じて、その二人が手を取り合ってゆく世界というのは、現し世はこうあって欲しいという作り手の願いのようにも思った。悪魔を生ずるのが愛ではなく、神様と悪魔も結びつけるのが愛だよと。
一方で、やはり強く印象に残ったのは、度しがたきが人の欲という事でもある。愛という言葉で語られたけれども、本当の意味での愛ではないよね。そこは、ほむらちゃんの欲でさ。まあ、狂ってしまうのに十分すぎるほどの時間を過ぎてのことではあるし、そこまで追い詰められれば、人は変わってしまう、狂ってしまうものなんだよって事なんだけどさ。まあ、いろいろと難しい。だからこそ、この世界はもめ事が絶えないわけなんだけど。
2/3ぐらいまではね、すごく甘い展開で、文字通りみんなの願いがかなったような世界でさ。あのままキレイに終わる事もできたはずだけど、そうならなかった。それを残念と思うんだけど、そこで終わらせるような人々なら、こんなここまでの作品は作れなかったよなーとも思う。なんかね、ここも難しい。すっぱーんと明快に割り切れる評価ができない。そーゆー、難しさ満載の作品だった。
難しい難しいって連発してるけど、単純なところではさやかちゃんの立ち位置がよかったな。魔女になっても、別に終わりでもなんでもなく、世界の一部としてきちんと存在していたというのがうれしかった。
なーんか、とりとめなくなっちゃったな! ひさびさの感想日記だからしょーがない。しかもなかなか感想書くのが難しいネタだし! もういいや、とりあえず俺はこう思ったよ! 送信!