地デジ

B-CASカード無しの地デジ/衛星チューナー「PT1」が発売、25日には深夜販売も

 PT1の最大の特徴は、視聴/録画ソフトやB-CASカードがメーカーから提供されず、全てがユーザーにゆだねられている点。

 地デジ/衛星デジタル放送の大部分はB-CASカードを使った暗号解除が必要で、他の地デジチューナーはこのためにB-CASカードと専用ソフトが付属する。しかし、この製品には両者とも提供されておらず、代わりにソフト開発者向けのSDKとドライバキットのみが公開されている。

コイツを使うと、暗号化されたビットストリームをそのまま記録・複製が可能になる。あとは、記録されたビットストリームをUHFのアンテナ線経由で供給することができれば、一般のTVや録画機でも普通に見ることができる。
記録されたデータは暗号化されているので編集はできないし、バカデカイのでネットに流すのも事実上できない大容量の回線がいるので、カジュアルコピーというわけにもいかないだろう。個人が従来のアナログ放送の録画と同じ感覚で利用できて、ある程度の制約もかかっているこの方式は、結構いいんじゃないですかね? このへんを落としどころとして合意しておかないと、MULTI2がクラックされてB-CASイラネってことに。いや、もう時間の問題か。