13歳からの論理ノート / 小野田博一

甥っ子2号がそろそろ中学進学じゃないか? と思ってお祝いに何をプレゼントしたらいいかなーとか考えていたら、こんな本を発見。

13歳からの論理ノート

13歳からの論理ノート

とりあえず内容をチェックしてみたけど、今の所ヘンな所はない。中学進学したぐらいから感情よりも理性的な考えを優先する場面も出てくるようになるし、このあたりの本がいいかも。半分ぐらい読んだけど、なかなか面白いです。私自身がピシっと、ファイティングポーズを取って論理学を勉強したことがない*1ので、後半に「おっ」と思うような何かが出てくるんじゃないかと、ちょっと期待。

論理学、というよりも情報リテラシーという側面が強いかもしれないけど。背中側の帯に書いてあるキーワードを列挙すると、こんな感じ。

  • 前提
  • 推論
  • 演繹と帰納
  • 一般的傾向からの推測
  • 論理思考
  • argument(議論)
  • 欠けているものは何?
  • 当然のこと
  • 省略されているものに注意
  • 論理のキズ・欠陥
  • もっともらしさ
  • エキスパートの意見による推論
  • 「明らかだ」ではダメ
  • 意見
  • 反論
  • レトリックを使わないこと
  • 「へ理屈だ」
  • 自分の感情に言及しないこと
  • 「私」を使わないこと
  • 具体的なものを書こう
  • 結論のありかた
  • ギャップをより少なく
  • 文学性に関した注意点

・・・んー、改めてきっちり読んで、背筋を伸ばすと言うか、姿勢を改めたくなるようなキーワードが並ぶな。ちょとまじめに読もう。

で、姉宅に電話して「2号って誕生日いつ?」とか聞き出したら中学進学は2009年の春という事実が発覚。ま、来年まで塩漬けにでもしておくか。

あと、この本を手に取ったのは多分にイラストの力もある。ちょっと検索したらイラスト描いた人のサイトが出てきたので、リンク。
http://blog.roboinu.net/?eid=453290

*1:まあ、せいぜいコンピュータ科学の基礎でド・モルガンとか勉強したぐらいですよ。