坂本タクマのシストレ原論 第2回 オレの目標そしてスタイル

株の短期売買で10億稼ぐオレ (←30年後) 【マンガ】坂本タクマのシストレ原論(1/4):株/FX・投資と経済がよくわかるMONEYzine
長期より短期というのは、その通りのように思う。過去のシミュレーションの結果から、一回の利益の幅は長期の方が大きくなるけど、期間に照らした投資効率で見ると、短期とそう大差ない。なら、トレードの数を多くしてリスクを分散しつつシステム全体のリターンを大数の法則に従うように導くのが有利だ(取引の回数が増えればバックテストで得られた平均に近似してくはずなので)。

そしてなんとなく、昔私が書いたエントリと内容が似ている。

何がマズかったのだろう? と、色々と考えた。資金の運用に具体的な目標が無かった事だというのが、今の結論だ。より具体的な年次目標と、その道程となる月次、週次の目標。それを支える為にはどれぐらいの資金でどれぐらいのリスクを取るのが適切なのか? その見積もりを可能にするのが自分の売買テクニックを客観的・統計学的な物差しで計ることができるという事だったハズだ。今のシステムの特性と目標の間を繋ぐのが、どの程度のリスクを取るかというパラメータであり、それが資金を管理するという事だ。

目標が無ければ、計画は立てられない。計画できないものは管理することは出来ない。結局、迷走を続けた先にあるのは破産だけだ。

反省する - おろかな日々
やっぱり目標と、ソレを達成するための計画を立てることが大切だと思う。それをやり遂げるには、強い精神力が求められる。よくパンローリングの本なんかで出てくるキーワードに「規律」というのがある。どんなシステム作ったって、結局その通りにしなければ、バックテストの結果に意味なんてなくなる。まー、やっぱ自分でやってみると、これがナカナカ難しい。リスクの量を小さくする、というのは、損失の量をコントロールするというのもあるけど、自分の動揺によって判断を誤ってしまうリスクを小さくするという事の意味も大きいと思う。10万円で買った株が1%損失だしたら千円の損でしかないけど、100億だったら1億だ。どのへんが、自分が理性的でいられる限界か、そこを良く考える事も必要だ。結局は自分自身がシステムの一番大切なパーツなのかもしれない。

まー、ぐだぐだ書いてしまったけど、いい機会なので坂本氏にファンレター代わりにTBを送ってみる。先生! あなたのお陰で目覚めました。いつか本を100冊買って恩返ししたいと思います!