嘘と怠惰のコスト

最近不祥事系のニュースが多い。コムスンミートホープ社会保険庁。どれも問題はコストを削減、あるいは利益を増加させる為に、安易に嘘と怠惰を正当化した事が問題になった。実際には、その嘘と怠惰の清算に必要なコストは、得た利益よりもはるかに高くついたわけで。それは、嘘と怠惰のコストが、どれぐらい高くつくかの想像力がなかった、という事なんだろうな。
コンプライアンスだ遵法精神だとお題目を唱えても仕方がなくて、不正はコストが高くつくんだから、マットウにやったほうがよっぽど得ですよ、という単純なそろばんの話をしたほうが効果的なんじゃないだろうか? お題目は今までだって唱えてきたわけで、それが効果なかったんだし。
もっと単純なところでは、やっぱ嘘は精神的に辛くなるよ。一時的にその場をしのいでも、後々ボディブローみたいに効いて来るし。「嘘をつくな」なんて子供にも言う事なのに、なんでみなさん簡単に嘘に逃げるんでしょうか。