亀井静香

ホリエモンをトピックにしたら、まあ、亀井さんにも触れないとだめかなと。で、ちょっと亀井さんのサイトみて、政策をちぇきってみた。で、経済政策について。

民間に元気がない時には政府が思い切った財政出動をする。真水で10兆円、事業規模で50兆円、国債を発行し内需を拡大する。当面借金は増えるが、それによって景気が良くなり、国民所得も上がり、税収が増える。5年間ブレーキを踏まなければ、税収の増加で新規発行の国債は自然と減っていく。

http://www.kamei-shizuka.net/policy/policy02.html

・・・このドンブリ勘定が大嫌いなんだよ!!!! bkg!!! その「当面借金は増えるが・・・」って論理でばかすか国債発行して今どーもならんくなってるんでしょ? またやるのかあんたは。「国債は自然と減っていく」ならね、誰も苦労しないんですよ。

まあ、一つ彼を弁護するなら、元は警察官僚なんで、経済政策は不得意なんですよ、多分。死刑不要論とかで本書いたりしてるし、そーゆー方面やらせればいいんじゃないかな? 国債とか言い出したら、ガムテープで口ふさぐようにすれば存在価値あるのかも。自衛隊イラク派兵にも一言いってるのでちょっと見てみよう。

戦争を防ぎ、平和を維持することが政治の最も重要な務めであるにも拘わらず、アメリカのイラクへの軍事力行使に対し事前協議なしで何の主張もせず、全面的に追従することを選択し、さらにイラク復興支援特別措置法に基づいて徹底的な現地調査をする以前に要求通り自衛隊を派遣させる方針という対米従属姿勢を日米同盟の堅持と世界貢献の大儀と勘違いしている。
また、イラク大量破壊兵器保有という大義がなかったのにも関わらず、平成16年12月14日に期限切れとなるイラクへの自衛隊派遣の延長についてイラク特措法に基づいた「任務を安全に遂行しうる状況にあるか否か」という現地の治安状況を分析せず1年延長の決定を急いだことは、復興支援の有効性よりもさらに対米従属姿勢を貫いた結果によるものである。

http://www.kamei-shizuka.net/policy/policy01.html
e-to。つまり。アメリカにヘコヘコしてるのがダメなんだ!ってことか??? それがイラク派兵の問題点??? 

シロウト考えでアレなんだけど、政情不安定な地域で守らなければならないのは人の命で、そのために必要なのは治安と最低限のライフライン。これを確保しに自衛隊は現地で活動していると思っていたんだけど、違うのかな? 現地での活動内容は問題ないけど、その経緯がおかしいと言ってるわけだけど、正直、イラクの住民にとってそんなことはどうでもいいことでしょう。アメリカ兵とイラク兵が破壊した街とインフラを回復する活動は、意義のあることだ。と思う。

ここはひとつアレですよ、自衛隊予算の1割ぐらい(人も設備もね)拠出して「国債国際救助隊」とか作ればいいんですよ。それこそ警察組織の一部みたいな位置づけにしたらもうOBとして鼻高々なのでは? で、そこには自衛隊上がりのサイボーグを入隊させれば、もう完璧w

おっと、郵政民営化についても書いてある。

郵政民営化について
政府は「郵政民営化の基本方針」を民主主義を無視し充分な議論をせずに「改革ありき」を前提に強引に決定した。何のための改革なのかを顧みず、デメリットを隠したまま改革のメリットのみ提示する手法で民営化を推し進めているが、基本方針に沿って民営化されれば不採算地域にも網の目のように張り巡らされ、お年寄りや過疎地の拠り所となっている郵便局網は維持出来なくなり、結果、弱者や地方は切り捨てられるのみである。我が国の1400兆の個人金融資産の凡そ 4分の1を占める郵貯及び簡保資金は、国家・国民にとって有益な事業を行う国家財源の原資となっており、外資にとって手を入れられない唯一の領域である。また財政投融資が全て無駄と決めつけ民間の競争市場に委ねてしまって国家財政はもつのか疑問である。現に国債の4分の1を郵政が保有していることから国債市場への影響は深刻である。さらに現在政府が主張しているサービスを民営化後徹底させようとすれば明らかに他の民業を圧迫することになり、益々経済状況を悪化させることに繋がる。

http://www.kamei-shizuka.net/policy/policy03.html
まず痛いのは「民主主義を無視」。あんたたち全員選挙で選ばれてやってんんですよ。一人一人が代議員サンでしょ?その投票の結果可決されたり否決されたりしてる。今回の解散だって内閣の権利なんだし。どこらへんが民主主義を無視なのか理解できない。ああ、自分に都合が悪い事をするときは「国民」とか「民主主義」とか盾にするのは基本でしたねw

で、1400兆の個人資産が国家・国民にとって有益な事業を行う国家財源の原資って言ってますが、これだけの個人資産が国家が預かっているというのが異常だという指摘がある。これを民間に開放したら50兆の国債どころの話じゃない。それこを経済効果はたんまりあるんでは? おっと、ここにも「国民」ですね。要注意だw でもってその有益な事業ってヤツだけど、干潟を干拓して空き地を作ったり、天下り先の企業を作ったりすることは確かに一部の人にとって有益ですね。

「現在政府が主張しているサービスを民営化後徹底させようとすれば明らかに他の民業を圧迫することになり、益々経済状況を悪化させることに繋がる。」これは論理が破綻してないか? 新しい市場、サービスを開放するんだから、民業は新しい顧客を取り込んで事業拡大のチャンスだと思うんだけど??? それに元々存在する郵政公社って組織を民間企業化するだけなんだから、市場規模は変わらない。市場のプレイヤーの数も変わらない。俺の脳が腐っているのか???? どこが明らかなんだ?

まあ、突っ込みどころが満載でちょっと面白かった。ま、私は葛飾なんで広島は関係ないけど、あえて言っとく。

「亀井には投票しません!」

あ、ちょいフォロー。国債市場がピンチ!ってのは当たっていると思います。不採算地域のサービスが低下するってことも。でも、ソレ放置してるわけじゃないんで、そこをついても現政権に対する有効な批判にはなりえないと思いますね。