SHARP PC-CV50FWファーストインプレッション

Librettoがでるらしい

えーと、本当は新しいLibrettoが出るよ!というニュースをスラドかどっかで見て、「おお、それならVAIO-Uリプレースするのに欲しいかも」と思ったので、ターゲットはLibrettoだったんですよ。ただWebとかで調べた限りではMS Officeやらドッキングステーションやらとのの抱き合わせ品が先行してるみたい。欲しい機能だけで低価格を追求したいんだけど、どーなのかちょっとお店をみて考えようということで。

ビックカメラでモノを見る

で、ビックカメラについて見てみると。うーん、一番お高いモデルが先行リリースされてて他のは5月に入ってから追って発売ということみたい。まあ、稼げるうちに稼ごうってことですかね。で、今買えるやつは23万とか。ちょと高い・・・ で、気持ちが萎えたところで他のもいろいろ見て回ると、SHARPMURAMASAの小さいやつが安い。13万でおつりぐらい。で、なんとCPUがTransmetaEfficeon TM8600ですよ! まー、今のVAIO-UでTransmetaには正直懲りたんだけど、Efficeonでどれだけ変わったかにも興味ある。うーん・・・ と悩んだけど結局購入。このときいくつか疑問があってそれに丁寧に答えてくれたビックカメラの販売員が好印象。おねーちゃんがんばって! 疑問点は

  1. OSの再インストールはどういうスタイルか? リカバリCD+専用CD-ROMドライブ?(VAIO-Uがこれだった) ハードディスクの専用パーティションにリカバリイメージが乗っている? それとも更のOSのCDついてるだけ? 一般のUSB接続のCD-ROMからBootできる?
  2. メモリの増設はどうなのか? メーカーでやるってなってるけどサードパーティーからメモリリリースとかされてないのか? ここではできないのか? メーカー送りだと出して戻るまでどれぐらいか?

とまあ、大きく2点。1点目はリカバリCDが本体に付属。導入用のハードはUSB接続の一般のBoot可能なやつならそこからBootするということでした。メモリについてはデフォルトが256MBで、メーカーに送れば¥25Kで512MBに増設してくれるみたい。で、期間はメーカーについてから1週間程度で返してくれるみたい。ううむ。まあ、とりあえず256で使ってみて不満だったら考えよう。

で、Efficeon入りのMURAMASAお持ち帰りということに。

無線LANつながんねー!

で家に帰ってきてからモノを箱から出すと。むむむ、この人有線LAN持ってないんですね。無線LANだけみたい。でもデバイスマネージャーみてもデバイスがないっぽい・・・ おっと、fnキーでデバイスを有効化するのか。あ、見えた。さて、SSIDとWEPキー入れて・・・ ルーターMACアドレスいれてやらないとイカン。あれ? どこに書いてあるんだ??? とここで止まる<正解はipconfig /all で、一通り入れたけど、外に出て行けない! 無線LANのアイコンはバツついてないし一見大丈夫っぽいけど、pingが通らない。なんでだー!!?!?!

で、WEPキーが間違ったんじゃないか? とか思ったので入れなおす>ダメ MACアドレス制限を外してもだめ。暗号化ナシにしてもだめ。SSID変えてもだめ。だめだめだめー!!!! って感じ;; しょうがないんで、ひとまずSP2を導入してそのスキに対策など考えることにする。SP2いれれば今のVAIO-Uの無線設定そのまま移せばいけるはずだし。だいたいSP1とSP2でGUIやら設定項目やら違うってのなんとかしろ・・・

で、結論! AdhocモードとInfrastractureモードを間違っていた、がオチでした! しかしこれWindowsの設定ダイアログの文言わけわからん。

「これはコンピュータ相互(adhoc)のネットワークで、ワイヤレスアクセスポイントを使用しない」

っていうチェックボックスのアンチェック状態にしておけばInfrastractureモードらしいです。ええと、36年生きていてもまだ日本語が分からないほどにおばかなのか、MSの日本語化担当の人の考える水準に私が到達していないようです。無線LANを使う資格なしって事ですかね。

ベンチを動かしてみる

で、まあ、Sandra動かしてVAIO-Uや、似たような性能のCPUと比較してみることに。試したのはCPU演算とCPUマルチメディア。


CPU演算の結果は、ほぼ1GHzのCoppermine PenIIIと同じ。Efficeonになってやっとマトモな性能になったってことでしょうか。現在のCPUがEfficeon TM8600 1GHz。それに比べてVAIO-UのCrusoe TM5800 933MHzがしょぼすぎる。クロックほぼ同じなのに半分程度の性能しか出ていません。これで今までUOの徳やらなんやらやってきたのか・・・


次はCPUマルチメディア。こっちは更に差が広がって倍以上広がって整数演算が3倍、浮動小数点演算にいたっては8倍近い差が出てます。整数の方はCoppermine PenIIIに勝ってます。これならDVD再生も期待できそう?<今時のPCにそんな疑問を抱くのもどうかと思うけど^^;

DVDとネットのストリーミングビデオを鑑賞

で、DVD。とりあえず床にANIMATRIXが落ちていたのでUSB接続のDVDドライブ繋いで再生。VAIO-UはUSB1.1だったのでだめだったけど、さすがにMURAMASAくんは2.0でI/Fのレベルのボトルネックは解消。さて、マトモに再生できるだけのCPU性能は・・・ ありました。フレーム飛んだのはVILLAGE LOADSHOWのロゴマークのとこだけ。ここは圧縮率が高すぎるのかね。きびしかったようです。他は特にヘンなところはなし。FINAL FLIGHT OF OSIRISを最後まで楽しめました。満足。

で、次はネットのストリーミング。エウレカセブンを無料で流している所があったのでそこに繋ぐ。レートは2Mbps。んー、普通に再生してます。少なくともCPUまわりのボトルネックは感じられない。これ液晶横長だし、映画とかこれで再生するといいかもね。ヘッドホンで聴く限り音は特に問題ないレベルだと思うし。

まとめ

買い替え大正解! Efficeonパワー信じてよかったよ。あと10万足してまでLibretto欲しいと思わないしなー。あとはメモリだけど、うーん、5月中に足しておくかな。このコも発売からもうそろそろ1年たつし。サービス終了しちゃう前にやっておかないといけないな。
まあ、残念なのはTransmeta自身がCPU製造から足洗っちゃったことかなー。ARMみたいにファブレスに向かうみたいだけど、ちょっと主力の商品があんまり販売実績残していないのがなあ・・・ でも、このMURAMASA、13万で買えたってことはコスト的に結構いい勝負ができるってことなんじゃないのかなあ? このクラスだとライバルはC3、Geode NXだ。Pentium Mはまあ、お値段違うのでこの際別ってことで。んー、でも値段的には両方の中間みたいな値段なのかなー? CPUそのものは安くてもプラットホーム全体でみると基盤を専用に設計しなきゃいけなかったりでそこでコストかかるとか。そーゆーところが効いてるのかねえ・・・
技術的にはすばらしいと思いますよ。CMSとCPUそのものの見直しだけで倍以上の性能を実現した技術力はほんとすばらしい。低消費電力で、「日常やることは問題がないレベル」と思っていたPenIIIの1GHzと同じ性能だしてるわけだし。どっかがんばってTransmeta買ってあげてよ! と思いました。