ル・オーメドック・ド・ジスクール1995

で、あわせる食事だけど、凝ったものよりシンプルなものがいいだろうってことで千切りキャベツ、目玉焼き、ベーコン炒め、ポテトサラダといったあたり。これにラクレットのチーズトースト。前回飲んだとき意外と軽かったので、軽めのチーズということでカッテージチーズキイチゴのジャムを購入。で、飲む。

最初の印象は前回と変わらず。やっぱり強さは感じられない。ボルドーにしては色は透明度が高くて深いガーネット色という感じ。かすかにグラスの向こうが透けるぐらいの透明度。うーん、やっぱ薄いのかなー。でも前回は最後の方で濃くなったのでタンニンの成分下に溜まっているという気がする。
で、強くはないけど、タンニンが薄い分すごく飲みやすい。じゃあ酸が強いかというとそうでもなくて。両方弱いんで全体的な印象は「パワーがない」になっちゃうのかな。上品で癖がないからすごくスムーズなんだけどねえ。

で、ちまちま食べながらカウボーイビバップを(いまさら)観つつ「おー、こんなアニメだったのか。しらんかたー」とか言って1時間ばかり経過。

すると、だんだん印象が変わってきた。味そのものはあまり変化はないと思う。ちょっとだけ強くなったような気はするけど。ボトルは3/5まで飲んだあたり。何が変わったかというと、香りが開けてすぐの3〜5倍ぐらいはあるんじゃないか?ぐらい強くなってる。もう、飲まなくて香りを匂ってるだけでOK!みたいな。で、飲むと序盤の上品な印象とは違って少しヤンチャなアルコールの感じがしてワインなのに弱いブランデー飲んでるような・・・ 「お酒を飲んでいる」感が強かったと思います。んー、香りの成分はやっぱりベリー系の小さい実だね。それに丸い感じの香りが加わる。これならおいしいなー。さすが95年です。タンニンの力はまだ感じられないけど、アルコール感がそれを補ってたね。おいしかったです。

で、思ったんですがキイチゴのジャムをかけたカッテージチーズが意外にも合う。これ多分同系の香りだからなじむんだろうね。フランスの肉料理でフルーツソースかかったのとかあるけどワインとの相性がいいんだろうね、あれは。最近読んでるモーニングのまんが「神の雫」はここ何回か料理との相性をテーマにしているのでその当たり参考になる。あのまんがはこれからワインを楽しもうという人にはいいね。