敷金返還の訴え(少額訴訟)>和解 その1

えーと、前住んでいたアパートから退去したときに、ユニットバスの床に亀裂が入っていて、そこの部分を直すのにかかわる費用を大家さんと私でどれぐらいの割合で負担するか?という点でモメました。で、最終的には少額訴訟>和解ということに。敷金の返還って、結構モメてるみなさんもいるようなので、何かの参考になればということで、要点をざっくりと書いてみる。ただ、ちょっと長くなるので、何回かに分けて書きます。

簡単な経緯

  • 部屋を退去。退去時立会なし<ここが間違ってるw
  • 大家さんからユニットに傷が入ってて直すのにお金がかかる旨連絡あり。一緒に傷を確認。
  • 大家さん、不動産屋さん、私で交渉。私が敷金を全額放棄+¥35Kぐらい拠出する条件が提示される。結論は私が持ち帰り検討>持ち帰った条件ではお断り。
  • 内容証明郵便でこちらの条件を提示>先方から受け入れられない旨の内容証明が送られてくる。
  • 少額訴訟手続きを開始。裁判当日まで呼び出し状が届いたりした。
  • 裁判>和解。敷金¥120Kのうち¥45Kぐらいが戻ってきた。

反省しないといけない点

  • そもそも最初に大家さんと私で退去の時に確認しておけばよかった。傷そのものは、私の主観だけども、気をつけてみないとよくわからん程度のモノだったので、一緒に中をみてもお互いに大事になるようなものだとは気付かなかったと思う。一緒に見て気付かなければ後から「これ大変な傷ですよ!」と言われても「一緒に見ても気付かなかったですよね?」と言うこともできた。後はまあ、「大変な傷だ」ってのは後知恵だと思うんだよね。業者が騒いだので大家さんは驚いちゃったというか。そーゆーバイアスナッシングな状態で、現況を確認していれば… と思う次第。
  • 法廷でのお話の進め方を事前に確認しておけばよかった。先方からいかに大変な傷なのかという説明があったけど、その反証になりうる写真を持っていたし、その大変さを検証した時期は私が退去してから1カ月以上経過した後。しかも大家さんから連絡があって、一緒に傷を確認してからもさらに後。私が退去した後に傷が拡大した可能性だってある。そこを主張したかったけど、話は裁判長がリードして進めるのでいつソレを話せばいいのかわからなかった。「今のお話、反論したい点がありますが、いつ話せばいいですか?」とか、訊けばよかった。
  • 和解と判決どちらを私が望んでいるのか冷静な判断ができなかった。法廷で一通り状況の確認が終わった後、和解希望があれば和解室っていう別室で司法委員の人とお話合いがあって「できれば和解しませんか?」と勧められる。ここでちょっと突っ張ったんだけど、金額で見れば私が有利な条件だったのでつい和解で妥協してしまった。判決まで行ってもよかったかなと、後から思った。そこは先方の主張に対する反論をできていないのと一緒になって、ちょっとモヤモヤした未消化な感じになって残ってしまった。和解か判決かは状況や、自分が何を争っているのかによってどっちが得かは変わってくる。この時の条件は私が金額的にはOKだけど、傷の責任は100%私になったのが、どうも腑に落ちないという。にんともかんとも。

敷金返還の訴え(少額訴訟)>和解 その2 - おろかな日々に続く。