情と理 -カミソリ参謀回顧録
- 作者: 後藤田正晴,御厨貴
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2006/06/21
- メディア: 文庫
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いろいろこれまでの経験で思うんだけど、何か、制度でも組織でも立ち上げに参加するってことは本当に得がたい体験で、いろいろなルールや様式なんてのにはそれぞれ理由があるってことを、改めて思い知った感じ。後から続く人は「そーゆーものだ」って割り切りで済ませちゃう事の繰り返しで、元々制度を成立させたときのポリシーなんかがだんだん失われていくものなんだけど、そーゆー状態が今の日本の政府の置かれた状況なんじゃないかな。いろいろなものが形骸化してしまっている。形骸化だけならいいけど、恣意的に目的外利用されている制度とかもあるだろうし… それは「日本の政府」なんて誰のことだかわからない怪物のことでもないし、小泉なんていう個人のことでもない。人そのものの性質なんだとは思うんだけど、んー、なんとかせんとね。
ま、私に出来る事は、自分の仕事をちゃんとやることと、ちゃんと選挙権行使することかな。