フェルマーの最終定理
いやー、面白かった。で、前書いてたオイラーの面白いところだけど、無神論者であるディドロー(フランスの哲学者)と神学論争を女帝エカテリーナの前で行ったとき、こんな事を言ったらしい。
閣下、
ゆえに神は存在します。
いかがか!
ちょtwwwwwww いかがかってwwwwwww オイラータン*1ww
↑いや、ちょっとマジでしばらく笑いとまらなかったw まあしかし、オイラーも人が悪いというかなんというか。宮廷でこの発言があったとき、意味がわかる人は誰もいなかったんだろうね。まー、フェルマーといいオイラーといい、ひねくれたユーモアのセンスはまさに人類史上最高の域だ。フェルマーにいたっては、あの人の「真に驚くべき証明」の真相は全くわからないわけだし。単にカマしただけなのか、勘違いなのか、それとももっとスマートな証明が存在するのか… 数学的定理はワイルズが証明してみせたけど、フェルマーの最終定理が実際なんだったのかは、謎のままだ。誰かもっとスマートな証明を発表して「これこそフェルマーの証明だ!」って言ってくれないかね。
あと「嘘つきのパラドックス」が「決定不可能」ということで決着していることには驚いた。
私は嘘つきだ
この言葉が本当か、嘘か、というヤツ。この言葉が本当だと仮定したら、この発言をした者は嘘つきだということなる。だが、そうなると「この言葉が本当だ」という仮定がひっくりかえる。というやつ。攻殻機動隊でタチコマがオペレータロボをショートさせてたやつだw ということは彼らはこの問題を解いているのか… いや、「取り扱う事が出来る」ぐらいが適切かな。いつか人工的な脳(コンピュータ含む)が高度な抽象概念を取り扱う事が出来る日が来るんだろうか。そうなるとこの本の最後に示された「シリコンによる証明」の懸念が現実のものになる。
はい、それは真です。
しかしあなたにはその証明を理解できないでしょう。
まー、これはちょっと困るな、確かにw