スガシカオの「奇跡」すばらしい

夏っぽいサワヤカなメロディーはもちろんいいんだけど、それを際立たせるのはあの独特の詩の世界だねー。こう、なんつーか、シニカルという言い方もできるけど、すごくリアルだと思う。

ユメと希望って言ったって
ちょっと疑わしくって・・・

とか

無限の未来と自由って
なんか薄っぺらくって

こんな感じで世の中のメディアにあふれる、安い言葉に疑義をさしはさみつつ

いま　自分が変われそうな予感に
気づいたらちょっと　ニヤけてしまうけど

というところで、ポジティブな世界につなげるけど、でも「ニヤけてしまう」ってのがやっぱりすごくリアルな心情を表してると思う。曲も詩もすばらしい。やっぱこの人は才能に恵まれてるんだなあ・・・

でもカップリングの「サナギ」はこう、スガ節全開で、ダルダルだねｗ　まーこれが本来この人の味だけど。