Aguri Tour 2004@吉祥寺 Star Pine's Cafe

バンドの構成など

で、いってきました。バンドの構成は

  • EPO ボーカル、ピアノ、ギター、ハープ
  • 金子竜太郎 太鼓、パーカッション
  • 嵯峨治彦 馬頭琴口琴、のどうた

という、なんとも不思議な構成。で、まあ、よかった! 

EPOさん

んー、EPOさんボーカルなんだけど、何語かわかんない謎語か、コーラスか、「声」をパーカッションやベースっぽくつかったりいろいろしてた。のどうたの嵯峨さんがいたのでそれを意識してって事もあるのかな? でもひさびさにEPOさんの声きいてなんか懐かしかったなー。どうしても80年代から90年代前半のイメージだったもので。でも、いい意味で声かわってなくて安心して聞けました。アンコールの最後で歌ってたAguri紹介の歌(?)が民謡っぽくてなかなかよかった。とにかくいろんな音楽に挑戦してて、それを聴き手に還元してくれるのがいいね。

嵯峨治彦さん

嵯峨さんの「のどうた」だけど、最近だとホーメイとかホーミーとかいうと通りがいいかも。こう、喉から不思議な和音がでてきて、口の中で共鳴させるっていうアレです。それ+馬頭琴。これは中国楽器の二胡(こんな字だっけ?)に似た楽器で、弦を止めてる頭のところが馬の頭の彫刻になってて、胴がちょっとチェロっぽい感じのモノ。一人でストリングスとコーラスやってるような感じだった。あと、のどうたやらないときは口琴つかってたけど、これも楽しいね。ホラ、アイヌ民族の人とかがよくやってそうな、びよ〜ん、びよ〜ん、びよ〜ん、ぼよ〜ん、びよ〜ん、びよ〜ん・・・ みたいな音のするやつ(もう表現力のなさにウンザリ_| ̄|○)。

金子竜太郎さん

太鼓の金子さん。ほんと鳴り物は楽しそうでいいねー。会場ばんばん盛り上げてた。ステージの上にある鳴り物もいろいろ種類あったけど、笑ったのはアンコールで出てきた時つかってた急須とか茶碗とか。あれで「チンコロチンコロ」って音だしてるんだw で、笑わせるところもあるけど、ドラムソロでは直径1メートル以上はあるだろう巨大な和太鼓(ステージからはみ出て客席の一部に設置されてた)で、「どぉぉぉおおおん!」みたいな音だしてたのは大迫力だったなー。小さい箱ならではの距離感と迫力、音量だった。

音楽の印象

音楽の、じゃないかも。うーん、EPOさん中心にした、なんかシャーマンっぽい雰囲気が強かったように思う。Aguriってのも日本の言霊から来てる言葉だっていうし。太鼓中心に謎語のコーラスで盛り上げていって、ちょっと卑弥呼っぽいと言ってもいいぐらいかも。

全体的に

で、全体的に満足! 前回Star Pine's Cafeでタテタカコさんのライブ聴きに来た時の教訓を生かして早めに会場にいって2Fのいい席ゲットできたしね。リラックスして楽しめました。あそこはあせって1Fの前の方の席とかいくと実はかなり居心地が悪い。2Fのステージを目の前にとらえるカウンター席が一番いいね。バーカウンターも近いから飲み物の注文も楽だし、トイレに立つときも後ろあんまり人いないから楽だしね。今回お金5K払ったけど、このバンドなら5Kは妥当だなあ。環境よかったし。ドリンク代は3Kぐらい使ったかな。結構お酒も楽しみましたw

しかしいいライブでしたね。後半は客席の手拍子でどんどん盛り上げていって、最後はみんなで歌って。客を乗せるってことがホントうまいなあと思いました。今後も音楽でいろんな人を楽しませて欲しいものです。しかし、このAguriの音楽がCDになっていないのが残念。まあ、現場に聴きに来る人の特権なのかな。このAguriツアー毎年やってるようなので、また来年いってみよう。また楽しみが増えました。

蛇足

いや、EPOさんがまだ音楽活動してて、こーゆー小さいライブハウスでも歌ってるってのがうれしかった。時代の流行廃りで流されて消えていくミュージシャンいっぱいいるなかで、自分のポジションちゃんと作って音楽で人を喜ばせてご飯を食べる。こーやって生きていけるなら最高だ。数年前にメジャーから撤退したCoccoさんも、こーゆー可能性があるってことで、小さい規模でいいので音楽活動を再開して欲しいものだなあと、思いましたよ。確か絵本出版したけど、そーゆーのでもいいし。