電脳コイル主題歌を120%楽しむ夕べ

性懲りも無くやりましたw いやまあ、ただ単に飲みたい・・・ というか経験値を上げたいだけなんですが。
昨日飲んでた残りを今日で消化。ワイン、チーズをそれぞれでヤサコとイサコの対比になるような性格の違う2つを比較して遊んでみる。

モンテス パープル・エンジェル2004


濃さ、柔らかさと暖かさ、包容力と力強さを感じさせるワイン。昨日半分飲んで、残りを冷蔵庫で保存していたけど、余裕でおいしかったです。劣化した感じナッシング。これは作品のテーマ全体と、ヤサコにかぶる印象ということで選んでみた。
最終回ですごく強調されていたけど、ヤサコはホント強いんだよね。当たりの柔らかさに誤魔化されちゃうけど、本当はすごく強い。優しさってのは、強さがないと説得力がないんだよなー。モンテスは柔らかいけど、ボディの強さを感じさせるタンニンが、まー、いい感じ。うっすら感じる甘さも魅力的。
ドライフルーツを合わせるなら、セミドライのいちじくがいい。プルーンもいいかも。

ロス・ヴァスコス ソーヴィニヨン・ブラン2006


若々しさ、フレッシュ、ハツラツとした感じのワイン。昨日こいつをかなり飲んでしまっていて、残りは1/3になっていた。昨日と比べるとやや酸が強くなったような感じはするけど、まだ大丈夫。こちらはイサコの印象に合わせて選んでみた。
酸の強さが最初に立ち上がってくるけど、酸が引く前にわずかに苦味が感じられて、それが「ただ酸っぱいだけ」のワインにならないポイントなんだと思う。延々とすっぱさが残らずに、引き締まる感じ。昨日、オレンジを焼きこんだパンと合わせたらすごくおいしかったので、今日はトーストにマーマレードを塗って楽しむ。うまい。
酸が味の骨格になっていて、ワイナリー(ロスチャイルド家)のシンボルマークが5本の矢ということで攻撃的なイメージがイサコにかぶる。でもさ、ちょっとの苦みがあるんだよ。そして、パープル・エンジェルにあるような底力みたいなものに欠ける。そこのところが、実はイサコは結構弱くて兄との苦しい事情を抱えていた、という所で偶然にも一致を見たなと。ワイン的には赤と白なので、そこの優劣を競ってもしょうがない。それぞれの個性として味わう人が受け止めるのが正解。
この人に合うつまみはドライフルーツ。キウィやリンゴが合います。やっぱり酸を中心に調和する感じ。高めあうというか。
追記。やや酸のあるチーズということで、モタンシャランテが合いそうな気がします。

ジャンヌ・ダルク


フランス救国の英雄、ジャンヌ様。もちろんイサコの印象に合わせて。これは油脂成分が次のチーズより低くて、筋肉質な感じの味わい。パープル・エンジェルと合わせるとちょっと弱いかも。

マリー・アントワネット


フランス悲劇の姫君、マリー様。おっとりした感じでヤサコの印象に合わせて。ジャンヌ様より油脂成分多くてかなり滑らかな感じ。ソーヴィニヨン・ブランと合わせるとマリーが強すぎる感じ。酸の攻撃的な性格がおとなしくなるような。ソーヴィニヨン・ブランの味の骨格を活かすには、同じ傾向のものを合わせたほうがいいと思う。

うむ。こう、テーマ性というか、イメージというか、そーゆーモノに合わせてワインとチーズを選ぶ遊びとしては、なかなか楽しめた。もう少し経験値を上げていけるように、まあ、細々と楽しんでいこう。