モーニング ツーを買う

最近じゃあコンビニでも普通に買えるようになったモーニング ツーを購入。やっぱね、講談社はいろんなまんがの多様性を認めて、商業デビューさせちゃうところがいい。特にモーニング ツーは、週刊とかの雑誌では、ちょっとムリじゃん? という感じの作品が多い。そんななかで、結構衝撃だったというか、独特の味わいだったのが笠辺哲の「授業」。ネタとしてはファンタジーの部類なんだけど、描かれる小学生女子の心理という点では「あー、こんな感じかもなー」と、結構リアリティある感じ。「死」を扱っているのにこの軽さ。まあ、めんどくさい事を言う人にはケシカラン内容なのかもしれないけど。でも、この絵でこの話。どこにもないオリジナリティだと思う。今後もがんばって欲しい。
それにしても、横の煽りが「ロリコン漫画初挑戦!」。ロリコン漫画てw

まあ、西島大介さんの「世界の終わりの魔法使い」が読みたくて買ったんですが、やっぱり前作ちゃんと読まないとだめかなーとか。でも買い始めたら周辺の本全部買いそうだよなーとか思うと、なかなか踏み込めない。でもやっぱ読んだら面白いんだろーなー。悩む。

他はまあ、オノ・ナツメ山下和美やまだないと小田扉とか、実績のある人たちは、安心して読める。「アースカイザー」のくぼたまことは、なかなかイイ感じ。昔(少年誌に連載あったよね?)は勢いだけのギャグだったような記憶があるんだけど、これはなかなか生活感とシュールさがいい塩梅になっている。残念なのは「変ゼミ」かなあ。これはなんだか面白さがさっぱりわからない。「変態を科学するアブノーマルキャンパスライフ」ていう煽りにぜんぜん見合ってない。これがツボな世代もいるってことなのかな。

成長株として期待したいのは「小田原小鳩」の鈴屋あやめと「ファンタジウム」の杉本亜未。「小田原小鳩」はわけのわからなさが、味というか、そーゆー表現なんだと思う。25とかなかなか微妙な年頃の女子連としては、ちょっとごちゃごちゃしすぎ? という気がしないでもないけど。「ファンタジウム」は普通にいいなー。週刊誌に連載していてもぜんぜん違和感ないや。まあ製作ペースとの兼ね合いでモーニング ツーなんだろうな。こーゆー作家の製作ペースにあわせて掲載誌の選択枝を用意するっていうのも、講談社がいろいろ雑誌をだしている理由のひとつなんだと思う。こーゆーのは、いいね。

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http://d.hatena.ne.jp/ninatoc/20070810
マンガナツ100。なかなかいい感じの100選だと思います。ジャンル的な偏りが少ないのと、時系列の偏りも比較的少ないんじゃないかな。ちょっと懐かしい系のもの(「きもち満月」とか結構前じゃない? あと「カンベンしてちょ!」とか「あったよな!」という感じ)もあり。まんが喫茶とかで読めればそれがいいけど、結構扱ってなさそーなものが多いのが、にんともかんとも。でも絶対ここに上がっているのは面白いと思うけどね!

だめだ、私も100選作ってみたくなってきたw