日常 最終回感想

今日、ニコニコ動画で最終回を観ました。ファーストインプレッションを一言で言うなら。

こうw
このすごさは「脚本 あらゐけいいち」という所に端を発しているように思う。原作つきのアニメであっても、原作者がここまでコミットするアニメって、アニメ用の書きおろしでない限りそうそうない(と思う)。人気の作品であればあるほど、回数稼ぎのような事が起こりがちで、そうなれば、原作者の気持ちは微妙だろう。いろんな意味で、その真逆を行った作品だった。あらゐけいいちさんは構成協力としてもクレジットされているし、ロケハンにも同行している。京都アニメーションのスタッフとすごくいい関係ができていたんではないかなー。このアニメは、原作とのマリアージュという点で、最高の作品だったと思う。原作まんがのファンの人として見ても納得の最終回だ。ここ最近連載誌に載ったようなネタがアニメになっていたのも驚きだった。

本編は単行本未収のエピソードで構成されていて(ひょっとするとまんが作品になっていない、ならないものもあるかも?)見ていて新鮮! これまで日常を見ていてこれだけワクワクしたのは初めてでした。内容には触れないけども、ギャグもいい話要素もあって、なおかつ、きちんと最終回になっていた。前の日記に

とにかく、ハッピーハッピーで、後味良く。後は一味、おしまいの演出がピリっと効いていたら言う事なし! そんなのが楽しめるといいな。

日常#25感想 - おろかな日々
と、書いたんだけど、ほんとこの通りになったな。原作テイスト濃い目のギャグパートもよかった。とにかくギャグであははと笑って、みんなの笑顔に「よかったね」という気持ちになれた。最後まで観て、幸せな気持ちにしてもらえる、すばらしい最終回だった。

そして、出たのがこのtweet

このアニメ作品を通じて語られたのは、コンプレックスからの解放と、それを与えてくれるのは友達から愛されている事への気づきだよって事なんじゃないかな。なのはねじまわしから、みおちゃんはちょっと腐ったまんがから、それぞれ解放された。そのきっかけを与えた、その中心にいたのは、ゆっこだったなと。ゆっこが笑うと、みんなが笑顔になる。間違いなく、主役はゆっこなんだと思った。そーゆー最終回だった。

最後にちょっと、あらゐけいいちさんのtweetを引用しておこう。

これは、ゆっこに捧げられた言葉なんじゃないかな。好きなキャラへのひいき目が、120%ぐらい入っているけどw 「単純な馬鹿」をいいかえると「天真爛漫」だと思う。ハッピーでいる為の、最高の処方箋だ。考えてできるものでもないけども。