なののおひるねおせんたくは、とても切ない歌
アニメのキャラクターソングのCD買うなんてちょー久々でしたが、一抹の気恥ずかしさも含めて、かなり楽しめました。はかせのキャラソンのCDも一緒に届いていたんだけど、こっちはまだハマれていない。10時間ぐらい連続で聴いたら、多分洗脳されると思いますw そして阪本さんのCDは届いていない。同じ発売日なのにこうなるのは、Amazonの不思議な所だ。
ま、それはさておき、なののキャラソンの話をしよう。
- アーティスト: 東雲なの(古谷静佳)
- 出版社/メーカー: ランティス
- 発売日: 2011/07/06
- メディア: CD
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かわいい歌なんだけど、一抹の切なさがあるんだよね。そこは歌詞のここのところ。
もしも願いが一つかなうのなら
こんな日常続けばいいのにな
なのがこれを願うということは、こんな日常が続かない事を、どこかで悟っているからだ。でなければ、願う必要なんてないんだよ。はかせに振り回されてばかりの女の子だったのに、いつのまにかこんな事を考えるようになっている。そこには、心の成長というものがあると思う。
アニメでは最初の1クールは、なのは東雲研究所から基本的には外にでずに生活していた。2クール目では、そこから時定高校に通うようになって、彼女にとっての世界は広がっている。1クール目も前半と後半では、後半に向けてなのの心の成長があったように見える。この歌を歌っているのは、きっと高校に通うようになった後のなのだ。それは歌詞のここのあたりからうかがえる。
空を見上げたいつもの日曜日
学校に通う前なら、「日曜日」を意識する必要もないわけだし、洗濯は平日にできるわけだからね。
ま、なのの成長や多面性みたいな話は別途書いてみようかなーと思います。今日はパス。
で、ここから先はアニメ本編の作品世界を離れた妄想だけども、はかせもいつかは大人になるんだよ。なのは高校を卒業した後、どうするのかはわからないけど、今のような生活は、きっと失われてしまう。そして、さらにその先には、きっと切ない別れがあるんだ。ロボットと人の間には決定的な時間の流れの違いがある。はかせが乗っている時間の流れの舟に、なのは乗る事ができない。なのは川岸から彼女がゆくのを見守る事しかできないんだ。いつかその日がやってくる。この事に気づいてしまうと、なんという切ない歌なのか!と思っちゃうんだよなあ。ま、考えすぎってやつなんだろうけどもw
でも、前山田健一さんが、こーゆー歌詞を入れて来たという事は、「東雲研究所の風景は、いつか変わってしまうと、なのは気づいている」という作品解釈をしているって事だろう。これは、面白いし、すごくこの歌を良くしたと思う。おかげでこんな妄想で遊ぶ事もできるわけだしねw
あとは、なのがはかせを愛しく思う気持ちが、存分に表現されているのが嬉しかった。でも「その先」を思った時、これは今だけ許された、短い短い甘い時間だと気づかされてしまう。だからこそ、この「今」が余計に愛おしく思えるのか。有難い今に感謝して生きる。それを実践しているなのは、本当にいい子だ。時定高校でいい友達がいっぱいできるといいねw
ちと追記。歌詞が全部見れる所へのリンクを貼っておく。
なののおひるねおせんたく 古谷静佳 - 歌詞タイム
あと、なのの高校卒業後だけど、保育士を目指すに一票を投じておこう。多分ハマるw