もっと導入が簡単ならいいのに

なんかちょっともめごとがあったらしい。まあ、そのもめごとには興味ないんだけども、すごく共感した部分があったので引用。

 これはRuby on RailsWordPressのような大ヒットアプリケーションなぜ存在しないか、というのに似た問題かなと思います。WordPressなどPHPの優れたツールが普及した理由は、システム管理者が簡単に導入、運用できたからでしょう。一方、Railsはどうでしょう。Ruby on Railsのイシュー・トラッキングシステムであるRedmineを入れて動かすために、一般的なシステム管理者にRVMやRubyGemsを使えというのは酷です。「apt-get install redmine」とやってパッケージが入って動き出すなら、それがベストですが、そういう感じではありませんよね。

 Railsなら15分でブログシステムを「作れる」のだと喧伝はしていますが、3分で立ち上げられるRailsベースのブログって、ちょっと思いつきません。それは、自分で作るものだからなのでしょう。

 RVM、RubyGems問題というのは「システム管理者というパッケージ利用者」と「Rails開発者」の間にあるギャップに、Rubyコミュニティはあまり自覚がないのではないかという指摘なのかなと思います。

http://el.jibun.atmarkit.co.jp/rails/2011/01/debianruby-1aff.html
これねー、ほんとそうなんだ。ただ、アプリケーションが使いたいだけなんだけど、これが一筋縄でいかない。なんとかしてほしいなあと、思う次第。

ちょっと追記。

RVM、RubyGems問題というのは「システム管理者というパッケージ利用者」と「Rails開発者」の間にあるギャップに、Rubyコミュニティはあまり自覚がないのではないかという指摘なのかなと思います。

ここの所。自分もたまにやらかすんだけど、わからない人知らない人できない人に対する配慮、想像力が欠けちゃう時があるんだよ。「えっ!? だってそんなの簡単じゃん? ホラできた!」みたいなね。そりゃ、わかっている人にとっては簡単かもしれないけど、それが簡単でない人が利用者という立場でいる。そこのところの配慮があると、きっとみんながハッピーになる。逆に、配慮が足りないと、せっかくの製品も、ひとりよがりで終わってしまう。
完璧なケアをやろうとすると大変なことになるし、どんなにいいものを作ってもイヤな事を言う人もいる。やりすぎにならない範囲でうまくバランスを取れないと、うまくいかないんだろうなあ。