自殺島購入

ホーリーランドが完結した森恒二さんの新連載の単行本が出ていたので購入。
「あんまり自殺ばっか繰り返してる(おまけに失敗しつづける)ヤツはメンドクセエから島流しにする!」というナンテコッタイ!な政府の決定によって島流しになっちゃった若者の集団で繰り広げられるあれやこれ、というのが大まかな設定。ちょっとイキガミみたいな雰囲気がある。

自殺島 1―サバイバル極限ドラマ (ジェッツコミックス)

自殺島 1―サバイバル極限ドラマ (ジェッツコミックス)

南の島でのサバイバルということで、ちょっとロビンソンクルーソーや十五少年漂流記みたいなワクワク感もあるんだけど、そのワクワクの2−3コマ後には自殺未遂者のネガティブトークが炸裂!という奇妙な味わい。心理的な駆け引きみたいな要素もあって、ちょっと昔にTVでやってた「サバイバー」みたいな風味もある。んー、なんだろ、スナイダーズのハニーマスタードオニオンプレッツェルみたいな?

まあとにかく。「なぜ生きるのか?」っていう、すごく答えにくい問いを真正面から問いかけてくる作品だ。1巻では「死ねないから」というのが暫定解ということに。今後これが変わっていくはずだ。次の巻に期待しよう。