スクリマリオ バルバレスコ リゼルヴァ 1999

イタリアの超有名銘柄、バルバレスコ。これはピエモンテ州にあるスクリマリオという会社のもので、ヴィンテージは1999。バルバレスコ自体飲むのは初めて。ネッビオーロという品種のぶどうで作られているとのこと。
 
色は透明感があるけど鮮やかな感じは薄い。ややオレンジ色が入ってきている。香りは強いけどフレッシュな感じはしない。果物に例えられる香りはほぼない。なんというか老成という印象。でも、酸がしっかりしているからなのか(とはいえ、白ワインみたいなわかりやすい酸とは違う)、キレ味が鋭いという感じも。タンニンは強くも弱くもなく、腰のある中庸を押さえている。

味の傾向としてはピノ・ノワールに近いと思う。色の透明感もそうだし、キレのある味わいはメルロやカベルネとは全く違う性質のものだ。老境にかかったけれども、まだまだ現役の大人なおじさんという感じかなー。オイCです。確か¥3Kでお釣りもらいました。円高バンザイ!

ちょっと追記。よく「スパイス」と例えられる味わいの意味がわかったかもしれない。アルコールとタンニンが舌に与える刺激を指して「スパイシー」とか言っているんじゃないのか? だとしたら、カレーや漢方薬に使われる各種植物の香りを探していたオレはいったい何なのか!!! バカか!! バカなのかあああああああ!!!