夏を涼しくすごく為のまんが

小学生の頃、夏休みというと真昼間からやっている「あなたの知らない世界」とかを見て、夜トイレにいけなくなるなんてのが毎年の定番だったわけです。が、ここ最近そーゆーの見なくなった。TVをあんまり見なくなったってのもあるけど、そーゆーのは割と下火なのかもしれない。都市伝説が芸人のネタになるなんてのもあるみたいだし、かなりバラエティ色が濃くなってガチで怖い系のものがなくなったというか。
という、嘆きはさておき。そーゆー「あなたの知らない世界」的な空気を感じられるまんがを購入。秋葉原にハードディスクを買いに行ったついでにとらのあなの2Fに平積みになっていたのを、こう、心をわしづかみにされて。

不安の種+ 1 (少年チャンピオン・コミックス)

不安の種+ 1 (少年チャンピオン・コミックス)

これが平積みww 4巻で完結していて、ズバっと大人買い。中みは、みんな学生の頃1度は耳にしただろう都市伝説の断片を2ページとか6ページとか短くまとめたもの。基本的にオチはない。「そのあとどうなったのか?」なんてヤボな事は書いてない。投げっぱなし。すごく居心地のわるい感じになる。でもそれはそれでいい。なぜならこれは「不安の種」だから。読み手の心に、植えつけられるわけです、コレが。で、フトした時に芽を出したりする。ちょっとした暗がりに気配を感じたり、夜狭い路地ですれ違う人に違和感を覚えたり。そーゆー小学生的恐怖感がよみがえってくる作品。感動とかさわやかさとかはマ逆の方向だけど、これは夏っぽくていいんじゃないですかねw

これの前の作品「+」のつかない無印の「不安の種」も出ている模様。買わねばw