土星マンション 3巻 / 岩岡ヒサエ

岩岡ヒサエさんの土星マンション3巻をゲット。

土星マンション 3 (IKKI COMIX)

土星マンション 3 (IKKI COMIX)

ゲットしたのは数週間前になるけど、まあ日記を書く気分になれなかったのでしょうがない。で、感想だけども、なんというか、一言で言うとぬるい感じ。でもそれは不快なんじゃなくて、穏やかな赦しを感じさせるあたたかさだ。組合を通さない最後の仕事をして、窓拭きを引退する人の言葉がいい。

やっぱりここに、
いたかった…

そして静かに涙を流す。ぐっと来るものがあった。わずかに口元がゆがむ表現もリアリティがあってよかった。やっぱね、サラリーマン人生もそろそろ前半終了ぐらいまで来ているので、職場を去るという場面には、まあ、いろいろと感じるものがありますねw

あとは、男の子の幽霊の話も好きだな。

たまたま日記書きながら、aoの「君はひとくせ」を流していたんだけど「悠遠」の感じがなんとなく土星マンションの世界と重なって、ちょっとじーんとする。普通と日常。でも、それはそれぞれの人に与えられた大切な人生だ。あくびをして、放屁して、感動して、涙を流す。んー、うまく書けないけど、なんとなくそんなものが共通項なのかもしれない。

君はひとくせ

君はひとくせ

で、岩岡さんの作品は同じ時期に講談社からも「オトノハコ」が出ている。こっちももちろん面白い。のだめが流行ったので音楽をテーマにしたドジョウハンター2的なものも感じたけど、そこはやはり岩岡節が効いている。まあ、こっちももまたUPしよう。

ひとまず洗濯と昼飯だ。そのあとは外出して毎週恒例のとりあえずなんでもいいからワインを120%楽しむ夕べの用意。あと連休の切符の手配だ。忙しい。