キャピテール 2000

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今夜は一人お疲れ様会ということでワインを開ける。全体的には、やはりまだ疲れが取れないので、柔らかい優しい印象のものが欲しい。池袋三越のワイン売り場へ出撃していろいろ物色して、キャピテール 2000年にする。

フランス、ラングドックルーションの産のVdP。VdPとはいえバロン・フィリップ・ド・ロートシルトが手がける逸品。口当たりは強すぎず、かといって物足りない感じはナッシング。満足感のある感じ。なんでも6種類のぶどうをブレンドしているそうで、柔らかさとバランスのよさは、そこから来ているのかな。

チーズは、東武のチーズ売り場であれこれ物色していたんだけど、売り子のおばちゃんとお話しして強力プッシュされたのが、ヴァシュラン。

フランス−スイス国境地帯の産で、フランス産のものは食中毒が原因で輸出禁止になった時期もあるなんていう曰く付の一品。見た目は激しくウォッシュな感じで、やはり危険な雰囲気を感じてしまうんだけど、香りがさわやか。これぐらいの皮になると、ミルクの熟成香がキツくなってくるんだけど、これは針葉樹の皮で外側が覆われていて、その香りがさわやか。アロマオイルのサイプレスとか、あーゆー系の香りがする。ウォッシュは匂いが・・・ という人はこれを試してみるといいかも。そのままでとろりと溶け出すような柔らかさで、そのままパンに塗って食べるのがいいと思います。

後から補足。キャピテイルをキャピテールに修正。ネット上の検索ではキャピテイルでヒットしない。で、ネット検索してみると「曰くつき」なんて話しが出てくる。まあ、邪推だけども、バロン・フィリップはラングドックで別のブランドも立ち上げているんだよね。ドメーヌ・ド・バロナーク。ACリムー。で、これの選別落ちをセパージュで味を調整して出荷したのがキャピテールではないか?という話だと思う。まー、話半分だけども、面白いw