「「市場に対する考え方」のまとめ(その2)」

昨日に引き続き、TBしてみる。

「結局、どの銘柄も日経先物日経平均、TOPIXに影響を受けているのではないか?」

「市場に対する考え方」のまとめ(その2) - 株式・投資・バックテストの日々
・・・これが実はよく分かっていない。そもそも指数先物という商品が一体何者なのかを理解していないんです、私。日経平均やTOPIXは分かりますよ。その時の現物の価格を何がしかの方法で平均したものだ。でも指数先物がわからない。
日経225先物は3,6,9,12の限月があって、そこの第二金曜日のSQで清算する。この「清算」で、何が行われるのかが理解できない。その時未決済のポジションがあったら、その時の特別清算値で差額決済されるのはわかるよ? でも、その時、ポジションを取っていた人は何を売買したのか、というのが全く理解できない。
先物オプションならまだわかる。その時にその値段で買う権利(売る権利)をプレミア価格で売買する。それはその時「何か」を売買する権利を売買していて、実際にその権利を行使して「何か」を権利を持っている価格で売買することができる。でも、その「何か」である「指数先物」を売買するって、それは一体ナンなのかと。そしてそれが実際の現物が動く市場の価格変動に影響を与えるとは、一体それは何なのか?
そこの所が理解できないと、指数先物と指数の関係が分からないってことなんだよな。影響しあうといえるかどうか以前の問題だ。

ということで、私の手には負えません。
orz

もしよければ、指数先物とは何ぞやというのを解説していただければ助かります。ワラントなら、個別銘柄とかバスケットに詰められた個別銘柄を売買の対象とした権利だから、権利行使すれば現物を売買することができる。これなら分かりやすいんだけど。

あと、指数先物じゃなくて、指数なら自明なんだよな。その日の結果であって「影響を受けた後」のものだ。もちろん過去に遡って、その指数がどんな値動きをしたかが、これから先の価格変動に影響を与えていくけど、それは個別銘柄なんかと同じだと思う。逆に、個別銘柄の価格を一定の基準で指数化したものなんだから、まー、当たり前の話だ。でもなー、指数先物ってなると・・・ うーん。

もうちょっと書いてみよう。

 また、代表値に強烈な価格変動があった場合(最近の値動きのように・・・)は、その力に逆らって個別銘柄が上昇(もしくは下降)するのは至難の業?ではないでしょうか。

 逆に言うと、そういった市場全体に強い方向性がある状態で、その反対方向に仕掛けることに意味があるのか?っと・・・・

 さらにもう一つ・・・・仮に逆に仕掛けるとして、多数ある銘柄からテクニカル指標を使い、その銘柄(逆に動く銘柄)を抽出できるのか?っと思うわけです。その銘柄を抽出することができる指標があるのか?っと・・・

全ての銘柄が指数と同じ動きをするわけじゃない。上がるものは上がるし、下がるものは下がる。指数の動きは市場全体に流入している資金の量、流動性を表すので、ものすごく大きな意味でファンダメンタルズをあらわしていると思う。市場の方向性とでも言うか。なので、市場全体の動きと強い相関がある銘柄は、市場と同じような動きをするでしょう。それはもっと言えば、時価総額がデカくて、その銘柄の株価がうごけば指数にもハネるようなものは、指数と同じ動きをする。個別の銘柄が指数と同じをするんじゃなくて、馬鹿でかい銘柄が動いた時、指数がそれに連動するという見方もあると思います。

えーと、上がるものは上がるし、下がるものは下がる、という話しに戻そう。システムを構築する事のメリットってのは、数千もある上場会社の株の上昇傾向下降傾向を一つ一つ目で見るのは出来ないけど、機械ならそれができる、という点にあると思う。市場全体がどんなにヒサンなダウントレンドにあったとしても、1つや2つは、アップしている銘柄があるだろうし、その逆もまたあるでしょう。それを見つけられるのは、機械を使うからに他ならない。システムトレードの利点の中でも一番強力だと思うのは、数千銘柄の株価の推移を短時間で、完全に同じ基準で、冷徹に機械的に分析できる事だと思う。人力ではそれは出来ない。人力でやるなら、いくつかの会社に絞って、機械には出来ない企業のファンダメンタルを分析するのがいいんじゃないかな。ここは機械にやらせるのは、まだ難しい世界だし。

結論を言えば「その銘柄を抽出することができる指標があるのか?」という問いへの応えは「無いとはいえない、在るかもしれない」といった所ですかね。私は在ると信じてます。