ねんきーん

日本経済新聞
どうもシステム開発はNTTデータと日立製作所がやるらしい。といっても死人が出るのは五次請けぐらいの末端だろうけど。
これ要件定義の前段階として、今のデータの精査というか、どんなマッチパターンがあるのか調査しないとだめだよね。そこの調査には、社会保険事務所の職員から、どんなマッチパターンがあったのか事例を聞き出さないと。それだけでも大変な気がする。社会保険事務所は今までの業務(もちろん今回の騒動で増えた問い合わせへの対応も含む)に加えて、事例の報告書を3日で仕上げて上に送って!とかいう指令が飛んで、できるかボケ!みたいな感じになりそうな。でもまあ、そこの名寄せのパターンにどんなのがあるのかノウハウがあるよね?ということでNTTデータと日立なのかな。

うーん

トレンドアドバイザにバグ発見。なんと移動平均の算出の所がおかしいっぽい。だいたい移動平均なんて他のシステムでも使ってるんだから、それをいちいちモジュールが違うぐらいで実装しなおすのがおかしい。日足から派生するテクニカルは全部もう一段抽象化して、簡単に流用できるようにしないと生産性があがらないよ! ばか!>俺

うーん

http://blogs.itmedia.co.jp/repedant/2007/06/post_c660.html
受託をやるが故に、自社開発ができないのだ! という話のようだけど、現実に日本のコンピュータ技術者のほとんどは役務で働いているのが、身近な現実としてあると思う。受託でさえハードルが高すぎて手を出せない会社がいっぱいある中で、自社開発云々というのは、どこか遠い天国の話のように聞こえる。

重層下請け構造の中では、顧客の声は歪曲され、決めたはずの仕様は一方的に変更され、予定通りの開発すらままならない。

これはその通りだと思うけど、その重層下請けがすべて受託で行われているとは思えない。技術の蓄積ができないのは、受託だからできないのではなくて、役務だからできないのが、実際なんじゃないのかな。

ちょっと追記。「技術の蓄積ができない」というのは組織が主語のつもりで書いている。その時の担当者には経験値として技術が蓄積されていくので、それは今のシステムの唯一の救いみたいなもんじゃないか、とは思う。組織は役務ならリスクを取らずに利益を得る事ができるし、いい面が全くないわけじゃない。

実は1ヶ月ぐらい前に、組織の打ち合わせで、開発部隊と担当営業の人が同席しているなかでこんな質問をしたことがある。

役務と一括、どっちが「好き」ですか?

営業、組織長、マネージャといった上役の人たちは躊躇なく「役務」と答えましたよと。それを聞いてつい「一括やらなきゃ、自分のスキルを生かして生産性を上げようなんて意欲あがらないよ!」と言ってしまった自分がちょっと痛かったかなw
まー、そんな現実を踏まえて「自社開発? どこの天国の話?」という感じであるよと。

2Dのゲームは確かに少なくなってきていると思う

最近2DのRPGが希少化している幾つかの理由。: 不倒城
現象として、2Dのゲームが少なくなってきたな、というのは確かにそう思う。

2.海外の協業さんには、そもそも2Dのグラフィックを描く技術を持っている人が少ない(オフショア開発が一般的になってきた時期、既に3Dゲーが主流になっていたことが一因らしい)

3. 海外の協業さんとの連携が非常にやりにくい。細かい指示が届かず、仕様書の読みミス、こちらは確認したつもりでも向こうが聞いていなかった、仕様書の不備のせいにされた、といったケースがひっじょーに多い(私の業界でもよく聞く話。お隣の大きな国が発注先になった場合に頻出するとか)

4.↑の理由の為、細かいドットパターンの2Dグラフィックなどとても頼めないらしい(ここはよく分からなかったんのだが、3Dモデルだとある程度3の理由をフォロー出来るんだろか?)

5.そもそも、2Dグラフィック開発にかかる工数は3Dモデル開発よりもはるかに多く、作業工程も一般化出来ないなどの経営上の問題の為、企画段階で「無理だよね」という話になる場合が殆どらしい

このへんだけども、多分に生産性(工数でもいい)という話が大きいんだと思う。3Dはある程度モデリングやモーションを決める規格やツールが標準化されていて、受注する方もノウハウがあるんじゃないかな。その辺はゲームだけじゃなく、最近CGIが多用されているアニメ業界なんかと同じような気がする。それに3Dは一度モデルを完成させれば、動きをつけるのに必要な工数は、一枚一枚のセル(というかパターンか)を描いていくのとは生産性は段違い、ということだと思う。

結局は経営上の問題で、2Dをやめざるを得ないんだろうな。単純に質の問題として、2Dの動きを1枚1枚重ねていく方が、細かい調整ができる分だけ破綻が少なく、見ていて気持ちがいいモノを作れるとは思う。でもその為のコストはかけられないと。

なんつーか、どんな遊びもビジネスマンが入ってくると、途端につまらなくなっていくような気がするな。